MCナイロンをマシニング加工で大量生産　大阪府堺市

制作データ

新規のお客様からの大量受注

いつもお付き合いのあるお客様からのご紹介で、新規のお客様からMCナイロンの樹脂加工の大量生産のご依頼をいただきました。

ご依頼の数量は、295個。納期を3週間いただいており、1日に約30個製作することを目標に進行していきました。当案件より短納期の別案件が途中で入ってくることもあり、何度もスケジュールを組み直しながら加工しました。

弊社の場合、お客様よりお送りいただいた図面をもとに加工します。この図面というのは、お客様の会社で作成される場合もあれば、図面を書ける専門業者様にご依頼されるケースもあります。

MCナイロンをマシニング加工

加工の工程としましては、切り板をしたあとは、マシニング加工を施しています。2箇所あいている穴の部分もマシニングで加工しています。マシニング加工ができあがった物からバリをとり、最終的に検査にまわします。

数量が多いため、加工のプログラムデータを作成し、マシニングの機械にデータを送ればあとは自動加工が可能になります。使用する工具に関しましても、最初のデータ作成の段階でセットしておけば、マシニングの機械が自動で工具を交換してくれます。

ただし、加工面を変える際には、バイスで製品をつかみかえる必要があります。ここはどうしても手作業になるところです。今回は、加工面が表と裏のみになるので、つかみかえは2工程とカウントしています。加工面が多い製品になると、3工程や4工程といった具合に工程が増えていくため手間と時間がかかります。

1個の製品に対する加工のペース配分に注意

今回は数量が多いため、いかに1個の加工時間を短縮できるかが勝負です。一度に切削する量をいつもより増やし、通常なら1個につき15分かかる加工時間を5分程度短縮。そうすることで、1日に完成する量を少しずつ増やしていくことを意識しました。

もちろんいくら短納期とはいえ、精度に妥協はありません。丁寧に加工することを怠り、不良品を出してしまえば、そちらのほうが時間のロスにもなります。作業効率を最優先しつつも、品質は守ります。だからこそ、実績と評価が生まれ、お客様との信頼関係が築かれていくのだと弊社は考えます。今回のMCナイロンのプラスチック加工を納品させていただくことにより、今後も末永いお付き合いができることを願っています。

大量生産のプラスチック加工・樹脂加工も承ります！ぜひクリエイトに、お気軽にご相談くださいませ。