寸法公差に注意した、MCナイロンの樹脂加工

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制作データ

■加工の種類
切削加工(マシニング加工)、ボール盤
■材質
MCナイロン
■材質の特長
耐摩耗性、自己潤滑性、耐久性、高剛性、汎用性
■使用用途
ワークストッパ
  
■業界
ベアリング関係
■地域
大阪府富田林市
■製品サイズ
81mm×106mm×38mm
■数量
1個

寸法公差に注意して製作

まずは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、樹脂・プラスチック加工においてとても大切な「寸法公差」についてご説明します。

寸法公差とは、製品の図面の寸法に対して許容される誤差の範囲です。

MCナイロンなどのプラスチック加工の際、厳密にいえば図面の寸法通りに製作することは不可能です。なぜなら、寒い日や暑い日・加工の種類・材質などにより、実際の寸法が変わってしまうためです。極端な話、今日測った寸法と明日測る寸法とでは、異なる場合があるのです。

そこで、製品を実際に使用するときに、問題が出ない最大値と最小値の範囲を決めます。この最大値と最小値の差が公差といわれるものになります。

今回加工させていただいた製品は、そんな寸法公差に注意して製作しました。

MCナイロンをマシニング加工

製品の材質は、MCナイロン。寸法は、81mm×106mm×38mmです。切削はすべてマシニング加工で行い、ねじ穴をボール盤で成形しています。

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今回、もっとも注意して加工した点は、反り返らないようにすることです。複雑な形状のため厚みがうすく、気をつけないと形が反り返ってしまうのです。そうなると寸法が合わなかったり、お客様が実際に使用されるときにご迷惑をおかけしてしまいます。そこで、寸法公差を入れ、マシニングのバイスではさみ、慎重に加工させていただきました。

また、この製品はすべての面に加工があったため、通常の加工より時間がかかっています。ねじ穴をボール盤で加工し、長丸の穴をマシニングであけたりと、6工程にわけて行いました。

製品の反りを防ぐアニール処理

今回の製品では使用しませんでしたが、もっとうすい製品のときは、反りを防ぐためにアニール処理を行います。

アニール処理とは、電気炉や熱風乾燥機に入れて一定時間・一定温度で素材を加熱し、徐々に温度を常温まで下げていくことで、形状をキープする処理のことです。

加工する前に、こうした熱処理を加えることで反り返りを防ぐというわけです。

一見同じような製品でも、加工方法はそれぞれ異なる場合があります。だからこそ弊社は、どのように加工すればお客様に納得いただける製品に仕上がるかを、考え、工夫して加工しています。また、完成した製品は厳重な検査をしたうえで、お客様に納品させていただいています。

複雑な形状のプラスチック加工・樹脂加工もお任せ!ぜひクリエイトに、お気軽にご相談くださいませ。