工具でしっかりバリ取りを施し安全な状態で納品
制作データ
- ■加工の種類
- マシニング加工(切削加工)
- ■材質
- ジュラコン
- ■材質の特長
- 耐衝撃性、耐摩耗性
- ■使用用途
- ガイド板
- ■業界
- ベアリング関係の機械
- ■地域
- 大阪府富田林市
- ■製品サイズ
- 25mm×50mm×80mm
- ■数量
- 4個
長年お付き合いいただいている大阪府富田林市のお客様より、ジュラコン樹脂を使った加工のご依頼をいただきました。
ジュラコン樹脂の、シンプルなマシニング加工
今回の製品は、ご覧の通り四角いシンプルな形状で、表面・裏面・穴も含めすべてマシニングで加工しています。工程的な注意点もそこまで厳密にはなく、比較的短時間で完成します。
以前から同じような製品のご依頼があり、これまでに何度も加工させていただいています。毎回ご依頼いただく数量は違いますが、今回の4個というご発注数はこれまでで最多でした。
いつも通りお客様から図面をいただき、図面通りにマシニング加工を施しました。
安全な製品にするために、工具を使ってバリ取り
今回の加工でもっとも大切だった工程は、「バリ取り」です。
※バリ取りとは
マシニング加工をしただけでは、削った部分にカドが立ってしまいます。そのカドを、バリ取りナイフなどの工具を使って手で取る作業をバリ取りといいます。わかりやすくいうと「カス取り」です。切削加工で出たカスを取ってキレイにする工程です。
もちろんジュラコン樹脂だけでなく、ほとんどの製品においてバリ取りはしています。バリ取りが必要な場合は、図面に「C0.5」や「0.5C」というふうに指示が入っています。「C0.5」「0.5C」とは、0.5mmのバリ取りという意味で、正面からみても横からみても0.5mmになるようにカドを取るということです。
弊社では、そんなバリをバリ取りナイフを使って手で取っています。長年の経験により、手作業ながらも正しい寸法を出すことが可能です。よって、今回の製品も触り心地はツルツル。触ったときにとがっていたら痛いですし、安全性も兼ね備えたカド取りというわけです。
カドがとがっていることで、ふとした拍子に手を切ってしまうことがないように、安全な製品になるよう加工しました。
早めに仕上がった製品は、納品前に再度チェック
短時間で加工できるものなど、早めに仕上がった製品は、納品までに寸法が変わってしまう場合があります。したがって、一概にどれもこれも前倒しで加工できるというわけではありません。製品によっては、納品前に再度寸法を測ることもあります。検査は、納品直前までおいておく場合もあります。弊社は厳しいチェック体制で、確かな精度の製品を納品いたします。
安全面に配慮した、確かな製品を納品いたします。
1個から製作可能なプラスチック加工・樹脂加工ならクリエイトにお任せください。