塩ビを加工してタンクを製作〜ルーター・接着・溶接加工〜
制作データ
- ■加工の種類
- ルーター加工、接着加工、溶接加工
- ■材質
- 塩ビ・透明
- ■材質の特長
- 機械的安全性、耐薬品性、接着性、印刷性など
- ■使用用途
- タンク
- ■業界
- プラスチック加工・樹脂加工
- ■地域
- 大阪府堺市
- ■製品サイズ
- 340mm×370mm×400mm
- ■数量
- 1台
同業のお客様からもご依頼があります
今回のお客様は、以前ご紹介しました一時貯水槽を製作させていただいた、大阪府堺市のお客様です。弊社と同じプラスチック加工・樹脂加工をされている、いわば同業のお客様です。弊社は、そんな同じ業界のお客様からも、ご依頼いただくことがあります。
塩ビを素材にしたタンクを製作
今回製作させていただいたのは、タンクです。透明の塩ビを主な材質にしていますが、黒いパイプも塩ビを使って加工しています。340mm×370mm×400mmのタンクを、約3週間の納期をいただき仕上げました。数量は1台でした。
塩ビは、一般的なプラスチックの1つで、幅広いプラスチックが可能なんです。たとえば、今回のようなタンクはもちろん、カバーなどにも向いています。
組み立ての際には、「タキボンド200」という塩ビ用の接着剤を使用しています。
ルーター加工で板を切削
工程は、まずは塩ビ・透明の板をルーターでカットすることからはじめます。箱型にするために、図面のサイズにあわせた材料を用意します。
接着・組み立て、水漏れしないよう溶接加工
ルーター加工の次の工程は、組み立てです。この、組み立てのときに接着加工を施します。塩ビ専用の「タキボンド200」を、接着箇所に流し込むために、注射器に入れて使用します。接着加工により、箱状のカタチに仕立てあげます。
その後、水漏れを防止するために、溶接加工で補強します。
ルーター・接着・溶接加工まで全て自社製作
最後は、「面取り」をしてきれいに仕上げていきます。
今回は、ルーター加工、接着加工、溶接加工、タップ、ヘリサートなど、加工が多いため、比較的時間がかかりました。板を組み立て接着し、そのあとにパイプをつける作業もありました。一方で、場所によっては箱になる前にパイプをつけておく箇所もありました。
パイプの加工で先に溶接し、その後板を組み立てたあとに再度溶接をする必要があるなど、溶接なら溶接で、まとめて加工できないところが今回の難しいところであり、手間をかけたところでもありました。つくりやすいように作業の順番を考えなければ、後々作業がやりにくくなるため、工程に注意しながら進めていきました。
弊社では、ルーター加工による切削加工から接着加工・溶接加工まで一貫した製作ができます。多くの実績に裏付けされた、迅速な対応とスムーズな製作を実現いたします。