円柱状の製品なら、タップも立てられる旋盤加工

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制作データ

■加工の種類
旋盤加工、マシニング加工
■材質
MCナイロン
■材質の特長
耐摩耗性、自己潤滑性、耐久性、高剛性、汎用性
■使用用途
センサ保護キャップ
  
■業界
ベアリング関係の機械
■地域
大阪府富田林市
■製品サイズ
30Φ×26.5L
■数量
1個

ご依頼の経緯と加工の概要

年に1度のペースでご注文いただいているMCナイロンの旋盤加工の事例をご紹介します。

お客様は、長年お付き合いいただき、定期的にお仕事をさせていただいている大阪府富田林市のベアリング関係の企業様です。

毎回、ご注文いただく数量は1個で、多いときでも2個ご注文いただく小ロットの製品です。製品の材質は、MCナイロン。MCナイロンにはさまざまな種類がありますが、今回はMCナイロンの中で最も基本的なグレードの「MC901」を使用しています。

加工の種類は、旋盤加工。加工する材料を回転させ、そこにバイト(刃物)を当てて不要な部分を削りとっていく加工です。円柱状の製品には、旋盤加工を採用します。

また、両サイドを少し削っているのですが、そこはマシニングで切削しています。

納期は約2週間いただきました。

旋盤加工はタップも立てられます

今回の製品の形状は、ペットボトルのキャップの形をイメージしていただくとわかりやすいと思います。ペットボトルのキャップの真ん中に穴があいているという感じです。

そんな円柱の製品の中心にタップを立てて、つまり、ネジを付けているのですが、ネジを付ける加工も旋盤でできます。今回はM12のタップを立てていますが、ボール盤は使用していません。基本的に、丸い形状の製品で、円の中心に穴をあけるタイプのものであれば、旋盤で加工できるようになっているというわけです。

逆に、穴の位置が中心にないものは、旋盤でタップを立てることができません。しかしながら、タップを立てるときでも、必ずしもボール盤を使う必要はないということです。

M12のタップとは?

ちなみに、M12のタップというのは、ネジ部の直径が12mmという意味です。Mとは、「ISOメートルネジ」という規格に沿ったネジという意味です。メートルネジというのは、メートル単位系で使いやすいように規格されたネジのことをいいます。

コストは低く、精度は高く

一連の加工が完了すれば、バリ取り、検査をして納品です。

弊社では、毎回ご注文いただく製品の加工でも、最初にお見積りした料金から変更することはほぼありません。※ただし、材料の料金が値上がりしたときには、製品の加工費も値上げすることがあります。

長年の経験とノウハウによる、高い精度の加工も維持し続けています。

各種MCナイロンのプラスチック加工・樹脂加工のご相談は、ぜひクリエイトにお気軽にお問い合わせくださいませ。