MCナイロンの製品をマシニング加工で製作(大阪のお客様)

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制作データ

■加工の種類
マシニング加工
■材質
MCナイロン
■材質の特長
耐摩耗性、自己潤滑性、耐久性、高剛性、汎用性
■使用用途
パンチストリッパ
  
■地域
大阪府富田林市
■製品サイズ
35mm×70mm×107.1mm
■数量
4個

MCナイロンというプラスチックを加工

今回は、MCナイロンの製品の製作事例をご紹介します。

まず、MCナイロンとは、耐磨耗性や機械的強度などに優れたエンジニアプラスチック(エンプラ)の一つです。主に、車輪、歯車、軸受け、戸車、パイプ、衣料品、合成繊維、耐摩耗用品などの材質として使われます。

今回の製品は「パンチストリッパ」。35mm×70mm×107.1mmの仕上がりサイズのものを4個納品させていただきました。

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マシニング加工のみのシンプルな加工作業

加工の手順は、まずMCナイロンを準備します。材料は弊社で在庫として保管しているものがあれば、それを使用しますが、なければ発注して調達しています。

そして次に、マシニング加工を施します。今回のプラスチック加工では、このマシニング加工ひとつですべて加工しました。表と裏、穴もマシニングの機械で開けています。ボール盤も、寸法公差もないシンプルな樹脂加工となりました。

ちなみに弊社は、切削加工・曲げ加工においては高い技術を誇っています。多くの機械設備を自社で保有しているため、特殊な形状の製品にも対応できます。今回も、マシニング一本といえど、精度の高い切削加工を施しています。

マシニング加工で発生するカドをバリ取り

マシニング加工の次は、バリ取りです。

これは、マシニングで削った部分にはどうしてもカドが立ってしまうため、そのカドを取る作業です。ナイフをつかって手で取る工程になります。この加工により、さらにキレイに製品の完成へと近づいていくのです。

厳しい目で最終チェック

最後は、検査して出荷です。

弊社は、どんな製品にも必ず検査員を通して最終チェックをします。外観にキズがないかなど、もちろん製造工程の中で自分たちで確認はしていますが、第三者の目を入れることでさらに厳しく検品します。どんな小さな見落としも防ぐように徹底しています。

マシニングによる切削加工で多彩な製品をつくります

弊社では、切削・カットの用途の機械設備を数多く保有することで、より多くのご要望にお応えできるようにしています。それぞれの製品の特性に合わせた機械設備を組み合わせて使用することにより、多彩な加工品の製作に対応できます。 さらに、溶接や接着との組み合わせによって、ますます製品の幅も広がり、射出成型では難しい加工、複雑な加工も、一貫した製作を行っています。

精度にこだわるMCナイロンのマシニング加工なら、少量から量産まで個数に関わらず、お気軽にご相談くださいませ。