塩ビの製品に、旋盤加工を実施(大阪のお客様)
制作データ
- ■加工の種類
- 旋盤加工
- ■材質
- 塩ビ
- ■材質の特長
- 機械的安全性、耐薬品性、接着性、印刷性など
- ■使用用途
- 酸洗い槽温度計測用
- ■業界
- プラスチック加工関係
- ■地域
- 大阪府摂津市
- ■製品サイズ
- 長さ1465/径最大150Φ
- ■数量
- 1個
今回は、同業界のプラスチック加工関係のお客様より、塩ビ・グレーの旋盤加工のご依頼をいただいた事例をご紹介します。
旋盤から接着まで、一貫して弊社にご発注
今回のお客様は、同じ業種であるプラスチック加工の業者様です。しかし、お客様は自社で溶接加工や接着加工を行っていないため、接着加工が必要な際は弊社に発注していただいております。
塩ビ・グレーの配管材を用いて加工
ご依頼いただいた製品は、「酸洗い槽温度計測用」の部品です。長さが1465mm、直径がいちばん大きいところで150Φになります。2週間の納期をいただき、1個納品いたしました。
材質は、塩ビのグレーです。今回の製品に関しましては、規格の配管材を用いて加工しています。その配管材を図面のサイズに切り、径と径が入るように旋盤で削り、ねじ切りをして製作しています。
NC旋盤で丸い形状に加工
具体的には、今回の主な加工は旋盤加工です。
旋盤加工とは、丸い形状の製品をつくる際に行う加工方法です。「旋盤」という機械をつかって加工していくのですが、通常は刃物を動かし製品を削っていきますが、旋盤の場合は製品をまわしながら刃物(バイト)をあてていくのが特徴といえます。
弊社が使っている旋盤は「NC旋盤」といって、刃物台の移動距離や送り速度を数値で指示できるようになっている機械です。機械で自動的に加工できるようになったことで、仕上がりのムラを減らし、高い品質を保てるようになりました。
旋盤加工後に、配管用の接着剤を使用して組立て
今回の製品はサイズが大きいため、パイプを組み合わせて接着しています。その組み合わせる部分を旋盤加工しています。
旋盤加工を施した後に、接着組立をしています。完成形としてはひとつの長い製品になっていますが、ぜんぶで4分割できるようになっており、4つの部品を接着してひとつに仕上げています。接着自体は、配管用の接着剤を用いています。
ちなみに、弊社の接着加工の特徴とは
接着加工には、素材や形状に適した接着方法があります。弊社では、ご依頼いただいた製品に最も適した方法を採用しています。
今回のような、塩ビパイプ同士の接着のほかにも、塩ビパイプにABS樹脂の部品を接着や、加工したアクリル板を使用したケースの組み立てなどにも向いている加工です。また、製作する製品の材質や形によって使用する接着剤は変わるため、それぞれの製品にふさわしいものを選定し、使用しています。
もちろん接着加工だけでも承りますが、切削加工や曲げ加工など一貫して製作できるのも弊社の特徴です。弊社にてワンストップで製作することで、作業的にも納期的にもスムーズに進行できるので、おすすめです。→1つから製作可能な旋盤加工・接着加工ならクリエイトにお任せ!